メディカルアロマセラピーについて

心と体のバランスを崩すことで起こるさまざまな不調。これに対して心身ともにアプローチできる新しいケアテクニックとして注目されているのが、統合医療の考えに基づくメディカルアロマです。

メディカルアロマは、アロマセラピーの知識だけでなく、心理学や基礎医学、カウンセリング学など、幅広い知識を用い、精油の機能や効果を心と体の不調に活かし、人を健康へと導いていくのです。

特徴1

特徴1

フランス発祥の芳香療法
医療行為として認められている国も ヨーロッパでは昔からハーブがとても身近な存在で、人々の暮らしに寄り添ってきました。特にフランスやベルギーでは、代替・補完医療としてのアロマセラピー「メディカルアロマセラピー」の活用が活発です。

特徴2

特徴2

西洋医学ではフォローしきれない
メンタル面での不調ケアに有効 メディカルアロマセラピーでは、香りが脳に伝わり心に作用する仕組みを活用しています。その仕組みは科学的にも解明されてきており、香りの癒し効果と精油の薬理作用でメンタル面の不調に効果を示すことが期待できます。

特徴3

特徴3

認知症予防や終末期ケアなど
日本でも医療現場への導入も進む 日本では西洋医学を補完する代替医療としてメディカルアロマセラピーの導入が進んでいます。また、治療だけでなく、疾病の予防や健康増進に役立たせることを目的とした活用法も広がりつつあります。

メディカルアロマに医師も注目

さまざまな医療現場でメディカルアロマの導入が進んでいます。

医療現場1

医誠会病院 医師/寺田 桜子先生

薬は最終手段。どんな患者さんにも寄り添える、おせっかいなくらいの医師を目指して

多くの人がストレスを抱えながら生きる現代社会。そんな社会を上手に生きていくためには、ストレスを自分自身でコントロールすることも大切に感じます。人とぶつかった衝撃で受けるストレスが意識から完全に消えるには2時間かかる…ところが、香りの力を借りると、人は数秒でそのストレスから開放されるという話を聞きました。私は今医師として働きながら、アロマセラピーに興味を持ち学び始めたばかりです。精油を勉強していくと、薬に似た効果があることを知りました。西洋医療の現場では、原因の分からないものについては対処ができず、原因不明の症状をうったえる患者さんがたらい回しになる例も。「どんな症状の患者さんにも寄り添える医師になりたい。アロマはそのひとつの手段になるかも」そんな期待が高まるとともに、薬の代わりとして使えるからこそ、逆に精油が併せ持つ危険な面には注意が必要だと感じています。メディカルアロマセラピストとしてアロマを勧めていく立場にある人は、しっかりと学んで確かな知識を身につける責任があると思います。

医療現場6

阪神野田駅前ファミリークリニック 総合診療医/衣畑成紀先生

「病気ではなく、病人を診る」医療のために。治療だけでなく、疾病の予防や健康増進を支える。統合医療的観点からもアロマセラピーの可能性を強く感じています。

私自身もそうですが、開業医の間ではアロマセラピーの導入に積極的な人が増えているように思います。長年診療に携わるなかで、西洋医学的な治療ではカバーできない不定愁訴が漢方などの代替医療で改善する場合も多々経験し、メンタルを含めた心身全体のバランスを調える治 療の大切さも実感してきました。近年、ストレスから心のバランスを崩す人も増え、西洋医学を補完する形で、疾病予防や健康維持の為に、東洋医学や補完・代替医療(漢方やアロマセラピー、ハーブ、指圧、ヨガなど)を組み合わせて行う「統合医療」への注目も高まっています。 私のクリニックでもアロマセラピーはもちろん運動療法としてのヨガなども今後取り入れていく予定です。点滴のベッドもうつぶせの施術が出来る仕様にしているため、将来的には症状や必要に応じて患者さんに全身のアロマトリートメントを行うことも視野に入れ、その後の結果などもカルテに記載しながら診療と連携させて治療に役立てていければと考えています。

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