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希釈濃度で変わる”アロマの使い方”

こんにちは!メディカルアロマセラピスト養成コース講師の簑島です。

先日、友人と話している時にアロマの体内蓄積についての話題になり、アロマを仕事にしている一セラピストとして改めて考えさせられました。

体内蓄積率が高いというのは、アロマの持つ成分が体に入った後に代謝されないことで溜まってしまうこと。いわゆる、”過剰摂取”の状態なんですよね。日本では雑貨や食品として販売されていますが、海外ではしばしば薬と同じように使われているアロマ。成分を入れるからにはちゃんと出すところまで意識していきたいですね^^

日本統合医学協会の精油はどの香りも優しくて使いやすい

そんなお話をしましたが、濃度によっては普段使いやおしゃれの一環として使うこともできる優れものなアロマ!押さえておきたい希釈濃度についてお話ししたいと思います。

そもそも、精油は成分が凝縮されているため原液での使用は避けるよう言われているのはご存知かと思います。それを基材と呼ばれるもので希釈するのが一般的。アルコールや油類が基材にあたります。

香りを楽しむ時に簡単なのが、無水エタノールと精製水で希釈するアロマスプレー。濃い状態だといわゆる香水になるし、薄めればお部屋の空間にシュッと楽しむルームスプレーにもなります。以下、それぞれの呼び名とその濃度を表にしてみました!

ざっくりと分けただけでもこんなに種類があるの、ご存知でしたか??この濃度は精油の濃度です。実際パフュームは30%が上限とされていますが、精油を使用して作るフレグランスは15%を上限にするのが一般的。あくまでも肌に塗り込むのではなくスプレーで吹きかけ香らせる方法。それらを作るのは簡単!まずはオードパルファンを作り、用途に合わせて精製水で希釈すればいいのです。

【オードパルファン10%の材料】 ・無水エタノール10ml ・精油20滴 ・遮光瓶

【作り方】 1、遮光瓶に材料を入れてよく混ぜる 2、1日に1回瓶をよく振り3週間ほどで出来上がり

簡単ですね〜♡3週間熟成させることで、アルコールが飛んでまろやかな香りになるんですよ。そして、ここからお好みの濃度まで希釈するだけ。何をどう計算すればいいのかわからない?!じゃあ、簡単な計算式を覚えちゃいましょう!

《計算式》

例えば、3%のスプレーコロンを60ml作りたい場合

式は[パルファンの濃度×希釈する時に使うパルファンの量=作りたいコロンの濃度×作りたいコロンの総量]

→10%✖️α=3%✖️60ml → 10α=180 → α=18

算数覚えていますか?!懐かしいですよね〜このカケルとかワルとかの計算。そうやって出た答え18mlというのは「必要なパルファンの量」です。(念の為笑)

これで終わってはならぬのです!総量60mlで作る場合、パルファン18ml使うということは、希釈に使う精製水を60ー18=”42ml”用意すれば良いということですね。

おさらい

3%のスプレーコロン60ml作る場合

10%のオードパルファン18mlを精製水42mlで希釈する

この計算方法を使えば、自由自在に香りの強さを変えることができます。ちなみに、濃いほど香りも濃厚で長持ちして、薄めると香りも弱く早く飛ぶのでカジュアルに使用できます。使いたいシーンに合わせることで同じアロマブレンドでもお出かけ使いにも普段使いにもなっちゃうということです!

冒頭にも書いた体内蓄積を考えると、毎日使うならばなるべく薄め(個人的におすすめはオーデコロン4%くらい)にしてふわっと香らせる。週に2〜3回のお出かけで使うならグッと香るように濃いめの10%くらいでも良いのかなって思います。体内蓄積は個人の代謝量だったり生活スタイルによって変わるので一概にもこのくらいならOKというのが言えないのですが、それらも含めて正しい知識と安心できる製品を得ることが大切なんだということを、今一度思い出していただけたらと思います^^

そんなことを語っている私ですが、結構ズボラなので(卒業生なら知ってると思いますが笑)濃度もきっちり量ったりしないこともあります。が!大体の量と目安を把握した上で大丈夫な範囲を抑えて使っているのでご安心くださいね〜

最後までお読みいただきありがとうございました!今日も素敵な1日をお過ごしください♡

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