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精油は”薬”

こんにちは!メディカルアロマ 担当講師の簑島美佳です。

先日、友人から”アロマが大好きで毎日使い続けている人の腎臓が弱ってしまった”という話を聞き、アロマもやっぱり薬だな〜と改めて感じたので、今日はアロマを使うときに気をつけていただきたいことをお話しします。

アロマは香りを楽しむだけでなく、メディカルな視点から不調を緩和することができる、いわば”薬”です。日本では医療として認められていないため、統合医療やセルフケアとして取り入れられています。

メディカルアロマセラピストになるとアロマを使ったケアで人の健康へのお手伝いができるようになります。日本統合医学協会ではアロマトリートメントを行う際、体への精油濃度は2%を上限としており、心配があるならばそれ以下の濃度で使うようにも指導され、消化器からの摂取(精油を飲むこと)は体への負担が大きいことから薦められていません。

海外で医療としてドクターがアロマを処方する場合は、それ以上の高濃度使用や消化器からの摂取での処方もしばしばありますが、しっかりとクライアントの状況を把握していないとアロマの作用が強くなる分、副作用や毒性への影響も出てきます。自然の植物の成分を抽出しているため、いいことだけではありません。

そこで特に気をつけたいのが”体内蓄積率”

その名の通り、体内に成分が溜まってしまうこと。そうすることで中毒性を起こす可能性があります。

48時間後には取り入れた成分が体内から揮発するとも言われていますが、薬事効果が認められるということは一度の摂取量が多ければ過剰摂取になりますし、体に成分が残る可能性はゼロではありません。さらに、消化器からの摂取は消化管の粘膜に対する刺激も強くなるため、肝臓や腎臓に負担をかけてしまうこともあります。セルフケアとして使用する際、365日24時間アロマに触れる生活をしているならば、少し使用を控えることも必要かもしれません。

入れるならば出すこともしっかり考え、お客さまや受講生へはしつこいと思われるでしょうが、毎回口酸っぱくデトックスについて伝えています。

これを読むとアロマを使用するのが怖いと思われるかもしれませんが、1回の使用量や禁忌を守って使用していれば事故はほぼありません。毎日芳香していても、その濃度が範囲内であれば問題なし。毎日セルフマッサージしてももちろん問題ありません。

危険なのは、香らないからと言って濃度を濃く使うこと。それを毎日続けてしまうこと。同じ香りだけをずっと使い続けること。

正しい知識を持ってケアしていきましょう^^

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